マラケシュ→テロウェット→アイト・ベン・ハッドゥ→ワルザザード
10月〜3月は朝8時、4月〜9月は朝9時、市内の集合場所からワルザザードに向けて出発。
平原から見上げていたアトラス山脈に入れば、山道に点在する小さなベルベル人の村々や、四季折々の姿を見せる緑の木々、国旗のように赤い大地が、南への旅路のハイライトの一つである峠越えの道を彩ります。
モロッコを走る道路の中で最も高い位置となる標高2260mのティシカ峠を越えて、いざ南部へ。車両はそこから、古のキャラバンの道を進むテロウェットへと向います。
テロウェットでは、かつてフランス政権とともにモロッコを支配していた首領グラウィの居城を訪問。のべ何百人もの職人が奴隷として使われ築き上げられたと言われる、壮麗なモザイクに彩られたカスバを見学します。
カスバ見学後は、近くのレストランでランチ。お昼ご飯終了後は、伝統的な土作りの建物が山に張り付くように点在する旧道を抜け、アイト・ベン・ハッドゥへと向います。
道中の崖に作られた食物倉庫は、遠くアフリカとの交易をも感じさせる建築物。車窓から、キャラバンの時代から続く風景をお楽しみ下さいませ。
山道を抜けたら、そこは世界遺産のアイト・ベン・ハッドゥ。砂漠と山間部の間の要衝として栄えたと言われる美しい村で村長さんのお宅に入場。内部の構造を見学させていただいたりしながら、世界遺産の村を1時間ほどご散策いただきます。
散策後は一路ワルザザードへ。事務所にて清算のお手続きをしていただいた後、それぞれのホテルにご案内させていただきます。
※ 冬期の雪、夏期の大雨等の状況によっては旧道ではなく、一般道を使ってアイト・ベン・ハッドゥにご案内させていただく事もございます。あらかじめご了承下さいませ。
ワルザザード→トドラ谷→メルズーガ
朝9時にワルザザートを出発。旧50DH札にも描かれたスコーラのカスバ、アムリディルにてフォトストップの後、カスバ街道を進みます。
5月には街がほのかなバラの香りにつつまれるバラの産地、ケラァ・デ・ムグーナでトイレ休憩&ローズ製品のショッピングをお楽しみいただいた後、ダーデスの街を抜け、ティネリール、トドラ谷へ。
空へと向かって200mの高さで切り立った深い谷の間を流れる小川のせせらぎを聞きながら、新鮮な山の空気をお楽しみいただいた後、移動してティネリールの街を見下ろすホテルのレストランにて昼食。昼食後は一路メルズーガを目指し、荒野を抜けて砂漠を目指します。
鼻の奥の空気も乾きはじめ、乾燥した大地に「ハッターラ」と呼ばれる蟻地獄のような灌漑設備の穴が見えて来たら、砂漠の街ももうすごそこ。エルフードを越えて砂漠へと向かう道へ曲がったら、地平線の上ではオレンジ色の大砂丘が皆様をお出迎え。
【キャンプ泊のお客様】
キャンプ泊ご希望のお客様は、Auberge du Sud(ロッジ)到着後には、ラクダに乗り換え、バラ色に染まる砂丘の美しい日の入りスポットへご案内致します。
バラ色の夕日に染まる砂丘を眺めながら日の入りタイムをお過ごしくださいませ。(※1)日の入り後は、ラクダにて砂丘のほとりのキャンプ地(※2)へ向かい、テントにご宿泊。スタンダードには共有の、デラックスには各テントにトイレ、シャワーの設備がございますので、水回りの心配は不要です。
お荷物は車で直接キャンプまで運ばれます。車内に施錠してご準備いただき、日の入り見学に必要な身の回りのお荷物だけお持ち頂きます。
到着後は、食事はもちろん、就寝までのひとときを満天の星空の下でお楽しみくださいませ。
【ロッジ泊のお客様】
Auberge du Sud(ロッジ)泊をご希望のお客様は、到着後には夕食の時間まで、散策がてら砂漠のほとりでめいめいにお過ごしいただき、ご夕食。
日の入りの見学時にラクダでのお散歩をご希望のお客様は、予めご連絡くださいませ。事前手配は+150DH/一人となります。現場で直接スタッフにお申し付け頂く事も可能ですが、ラクダが足りない場合には対応させていただけません。当日手配は+200DH/一人となります。
また、キャンプ泊、ロッジ泊のお客様ともども、おやすみ前までに翌朝の日の出見学の出発時刻をご確認くださいませ。日の出前に集合し、ラクダの背中に30分ほどゆられながら朝日を拝める場所までお出かけいただきます。
※1:日照の短い冬季には、必ずしも日の入り時に砂丘にたどりつけない可能性がある事をあらかじめご了承くださいませ。
※2:2019年3月より大砂丘内での宿泊は行政指導により全業者に対して禁止されており、砂丘のほとりエリアでの宿泊対応のみとなっております。
メルズーガ→タザリン→マラケシュ
キャンプ泊、ロッジ泊のお客様とも、前日夜にご確認いただいた集合時刻にお集まりいただき、集合場所から日の出見学へと出発。30分ほどラクダに揺られて日の出スポットへと向かいます。遠く地平線から上がる日の出をご覧いただいた後は、出発地に戻って朝食をお召し上がりいただきます。
朝食後は両プランのお客様共準備が整ったら車に乗り換えて、9時頃にはホテルを出発。(※)アカシアの木々と、より乾燥した大地がアフリカを感じさせる、タザリン経由の南周りのルートを使ってワルザザートを目指します。
道中、タザリンにて昼食。昼食後は「シェルタリングスカイ」「バベル」等の映画撮影にも使われた、オアシスのヤシの林とカスバの村々の織りなす南部らしい風景、アンチアトラス山脈の奇妙な褶曲地層の織りなす山岳風景などをお楽しみいただきながら、ワルザザート経由でマラケシュを目指します。20~21時ごろにはマラケシュ到着。
弊社にてホテル手配のお客様はホテル、又はその近くの広場まで、その他のお客様は、フナ広場近くのGland Hotel Tazi前までお送りしてツアー終了。
※帰路、お客様によっては峠越えの時間が遅くなる場合がございます。気分が悪くなられる方もおられるため、夕食を込みにしておりませんが、ご希望により適宜夕食休憩を挟む事とさせていただき、食費はその場でご清算をお願いいたします。